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冬に向けて

今週はお題はお休み。
急に寒くなったネタで考えかけていたのがあるので、そのうち形になったらご披露しますね。

さて、もう11月最後の週末が終わろうとしていますね。
冬コミに向けては「流れ星をとらえし者」の再録を考えています。
初めて自サークルでイベント参加した際に発行した作品ですが、こちらを全面的に見直しをしているところです。
元々締切数時間前まで書いていて見直しが殆どできていなかったので、今更校正している感じなのですが。
と言っても構成を変えたりとか大きく削ったりというのは出来ない質なので、初稿と筋は変わらないと思います。
なので、これだけだと既にお持ちの方にはまったく新しいものではありません。

本当はこれと合わせて、後日談的なものが出せればなと思っていまして。
ただそれが+α的になるか、一冊分にできるか現状まったく読めてません。
頭が新しものを書くモードにならなくてね…
このお話はいつか冬に向けて再録&後日談が出したいと思っていたので、他に浮かばないならやってしまおうかと。
なのでともかく再録分をと思ってそちらを進めております。

しかしまあ、この頃はよくこれだけ長々と書いてたなあ。
無駄な部分も多いのかもしれないけど、とにかく書けていたし頭にも文章が浮かんでいたんだろうな。
私は頭に考えつかなければ書けないので、今みたいに頭が飽和したみたいな状態だとね。。。
できることから粛々と進めていきたいと思います。
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てるてる坊主[お題]


※※※

トテバタ、カショガショーー
軍部には似つかわしくない賑やかしい足音が聞こえてきた。どうやらすごい勢いでこの執務室に近づいてきているようだ。
規律正しい司令部内で、軍人ならばよほどの有事でない限り廊下を走ることなどしないだろう。
であるならば、それは軍人ではない人間ーーそしてこんな足音を立てる人物達といえば、思い浮かぶのは約二名しかい。
良識ある大人として「廊下を走ってはいけないと学校で教わらなかったのかね?」などと言って聞かせなければならないだろうか?
柄でもない光景を想像してみたところで、ロイは少々頭痛を覚え額に手を当てた。
しかし考える猶予などなく足音はあっという間に執務室の間近に迫り、ノックもなしにバーンと扉が開け放たれた。
「たいさー!」
「あのな、君達……」
「あっ、大佐。こんにちは。ご無沙汰してます」
「こんにちは、アルフォンス。元気そうで何よりだ。鋼の、君は元気過ぎるようだな。挨拶もなしか?」
「ちわーっす。あのな、あのな、大佐!」
「こら、ちわーで済ませるな! ……何だねそれは?」
ロイは思わず、執務室に飛び込んできた子供達の手を指差して訊ねた。彼等の両手には、お捻り状に紐で縛った白い布切れが幾つも握られていた。
「大佐、てるてるぼーず知らねえの?」
勢い余って執務机に乗り上げそうになっていた鋼の錬金術師がようやく動きを止め、きょとんと首を傾げてこちらを見上げてきた。
うん、黙ってそうしていれば可愛いな。……じゃなくて。
「それくらいさすがに知っているとも。そうではなくて、何故てるてる坊主など持っているのかと聞いている」
軍の司令部になど凡そ似つかわしくないものだ。普通は幼い子供のいる家の軒下などにぶら下がっているものではないだろうか。
「うん、あのな。明日の天気怪しいじゃん? だから晴れるようにおまじない」
「あの、僕達も明日の行事を楽しみにしていて。だから晴れるように司令部中にてるてる坊主を吊るしてお願いして回ってるんです」
兄のいろいろ省略し過ぎて足りない言葉を、弟が丁寧に補足する。
「ああ、明日のことか……」
明日は年に一度の東方司令部の行事で、日頃の鍛練の成果を披露する目的を兼ねた運動会が催されるのだ。
屋内でできる種目もあるけれど、やはりメインは屋外にある競技場で実施される。
だが、あいにくとここ数日の天気はあまりよろしくなく、明日の予報も芳しいものではなかった。
兄弟は前回司令部へ立ち寄った時にこの行事のことを聞いて随分と興味を覚えたらしく、わざわざ日を合わせて戻ってきたのだという。
「鋼のの目当てはパン食い競争辺りか? アルフォンスは……麻薬犬の借り物競争かね」
「「えへへー」」
二人して照れ笑いする様子に、思わずほだされそうになる。
「それでさ、後はここだけなんだ! てるてるぼーず、窓に吊るしていいだろ?」
つまりここ以外の人間は皆ほだされたということか。どいつもこいつも子供に甘いことだ。
「まったく……吊るしてもいいから、後は明日まで大人しくしていたまえよ。はしゃいで廊下を走らないこと」
「やったー! さんきゅ!」
「ありがとうございます!」
二人は嬉々として窓と言わず部屋中にてるてる坊主を括りつけ始めた。
「ほら、大佐も晴れないと明日活躍できないだろ?」
エドワードはにかーっと笑うと、最後の一つをデスクライトの端にぶら下げた。
そうして頃合いよく、副官お茶の準備ができたと呼びに来て、二人は満足げな様子で連れられていった。
ロイは嵐が去ったと息をつきながら、窓から空を見上げた。今現在、雨は降っていないが、空には分厚い雲が垂れ込めている。
「五分五分だろうかね」
雨でなければ曇り空であっても、屋外の種目に差し支えはない。
けれどーー。
机に向き直ったロイは、デスクライトにぶら下がるてるてる坊主のまあるい頭をつついて揺らした。
あんなに楽しみにしているのだから。皆もそう思っているだろう。
あの子達の笑顔が見られるように。笑顔が曇ることのないように。
てるてる坊主よ、どうかーー。
「明日は天気にしておくれ」
ロイのつぶやきに答えるかのように、ゆらゆらとまあるい頭の影が揺れた。

ー原作設定・ロイ&兄弟ー

3・あーした天気になーあれ!
(仰ぎ見るたび違う空「くもりで3題」より)

※※※

晴れのお題はちょっと飛ばして、くもりのお題を。
時間がないので見直しできず。
ロイエド風味ですらなく、ロイと兄弟になっちゃいましたが…。
これ、ハロウィン設定で考えていたのですが、間に合わなかったのとハロウィンじゃなくてもいいじゃん(むしろハロウィンだとかなりこじ付け必要だった)てことで、この形になりました。
兄弟がたまに(?)は子供っぽくはしゃぐのも可愛いなあと。
可愛いなあと思ってるロイさんの図でした(笑)




蛇足「ばかも休み休み…」

土日スルーしておいてわざわざ書くことでもないんですが、先日のお題「ぽかぽか陽気」
最初はお天気じゃなくて兄さんが「ぽかぽか」ロイを叩いてるの図とかが浮かんでましたw
だって可愛いじゃないですか。
兄さんのバカバカバカバカーッみたいなポカポカ(笑)

ばかも休み休み言いなさいってふるーいCM思い出してしまったけど、なんだったっけな。
それでやってもかわいいなー。
バカも休み休み言えよって兄さんに言われてるロイさんの図もいいけど(笑)

仕事がらみでPC開いたのにすっかり逸れました(^^;
月曜日っからお疲れて頭が湧いてしまった。
くだらないネタですみません。。。

ぽかぽか[お題]



※※※

 久しぶりにからっと晴れていい天気になった。空は澄んでいるし空気は爽やか、気温もほどよく過ごしやすい。
 こんな日には気分もすっきりして、調べものも捗るというものだ。そう思っていたのだけれど。
 文献でも物色しようと宿を出たエドワードの足は、何故か司令部に向いていて。そして今は執務室の扉の前に立っていた。
 報告書は提出済みだし、目新しい情報もないと聞いたばかりだ。なのになんで、自分はここへ来てしまったんだろう。こんなうららかな天気の日に、よりによっていけすかないあの男のいる所になど。顔を合わせたって嫌みを言われて、イライラするばかりなのに。
 しかし幸いなことに部屋の主は不在のようだった。
「大佐、いねーのか……」
 いないとわかるとなんだかつまらない気分になるのは何故だろう。会いたくて来たわけじゃあないのに。
 もしもアルフォンスがこの様子を見ていたら、物言いたげな視線を兄に送ったことだろう。しかし、今ここにいるのはエドワード一人きり。
 息を一つ吐くと、エドワードは両手を打ち鳴らして扉の横に別のドアを錬成した。
 後で消しておいても錬成痕であいつにはばれてしまうだろうが、お小言をくらう程度で済むだろう。無意識に心の中で言い訳をする。
 中に入り人気のない室内を見回してみて、エドワードはなんだか腑に落ちた。
「ああ。ここ、昼寝にちょうどいいんだよなあ」


 会議が終り執務室に戻ってきたロイは、扉の横に見慣れないドアができているのを見て眉を寄せた。
「せめて壁は戻しておきたまえよ……」
 中尉辺りが聞いたら、問題はそこじゃないと突っ込んだだろう。
 だが、生憎とロイはこの程度で驚かないくらいには肝が座っていたし、こんな大胆なことをしでかす人物に心当たりがあった。そして執務室の中から感じる気配は殺気などなく、どちらかというと好ましい相手のものだ。
 鍵を開けて中に入ってみると、思ったとおりの人物が……ソファーで丸くなっているのが目に入る。すよすよとそれはもう気持ち良さそうに、鋼の錬金術師が眠りこけていた。
「ここは子供の昼寝場所じゃあないんだがな」
 今時分の執務室には程よく日が差していて、確かに眠気を誘われる。自分も書類を前についうとうとしては、中尉の銃の的になりかかることもしばしばだ。
 しかしだからって、この子供はなんでわざわざこんな所まで来て、これ見よがしに眠りこんでいたりなどするんだ。
「そんなに無防備にしていると襲うぞ?」
 そう口にしてみて、ふと思う。
 彼にとって、それほどここは気を許せる場所だということだろうか? 起きている時にはいつでも、野良猫が毛を逆立てているみたいに全方向に気を張っているというのに。
 その思いつきはなんだかロイの胸を陽だまりのように温かくし、また何故だか熱くもさせた。穏やかに眠る子猫の顔を自分一人でずっと眺めていたいと思うくらいには。
ーーこの子が目を覚ますまで、どうか誰もここへ来ませんようにーー

ー原作設定・共に無自覚、或いは執着ー

3・ぽかぽか陽気
(仰ぎ見るたび違う空「晴れで5題」より)

※※※


今日は久々に日差しの暖かさを感じる日だったのでそのまんま(笑)
或いは無自覚にお互いに陽だまりを感じていたような、まだなまぬるーい頃。

ハロウィンを眠気に負けてスルーしてしまって、残念無念。
別のお題で書きかけていたものは多分リサイクルされますw
プロフィール

はろどき

Author:はろどき
こちらはサークル「空宙-そら-」のお知らせ用ブログです。
二次創作、腐女子、BLに関連する内容が多分に含まれますので閲覧される際は充分ご注意願います。
【活動ジャンル】
 二次創作:小説・腐向け
 鋼の錬金術師:ロイ*エドワード
 参加イベント:コミケ・シティ
 (主に東京、時々大阪)

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