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冬コミスペース&Happy Halloween!

生きてますこんばんは!
リアルの都合でしばらく引きこもりますのお知らせをする前に冬コミ当落が発表されておりました。
ありがたくも、今回もスペースをいただくことができました!

冬コミ1日目12/29(水)
西ホール り24a 「空宙」
もちろん、ロイエドスペースです!

大変ありがたいことなので、本人が行けるようにがんばります&何か新しいものをお届けできるようにがんばります!
書きかけのヴァンプパロの本編でいいのかな?他のお話でもいいのかな?
需要の問題もあるでしょうが、はろどきが今書けるものでなんとかがんばりたいと思います。
ひとまずお知らせまで。

そして日付過ぎたらお蔵入りだーと思いながら書いててリアルに日付過ぎちゃいましたハロウィン小話(汗)
せっかく書いたのでここに置いときますね。
ハッピーハロウィン&ハッピーロイエド!

-Honey and Sweets?-
-Honey and Sweets?-

エルリック兄弟が訪ねて来ていると聞いて、急ぎ執務室に戻ってきて扉を開けたロイは来客用のソファーを見てぱちりと目を瞬いた。
「そこの全身可愛らしいアイテムを付けていながら、お化けよりも凶悪そうな目付きをしているのは君の兄さんかね、アルフォンス?」
「はい、どこからどう見ても可愛らしくなってて見る人をほっこりさせまくっているのに、本人はいたく不本意らしくて不貞腐れているのは確かに僕の兄です、大佐。こんにちは、お久しぶりです」
「ああ、久方ぶりだね。息災なようで何よりだ。……鋼のも」
ようやく本人に向けて声をかけると、エドワードはさっそく噛みついてきた。
「息災じゃねーよ!この格好見りゃわかんだろ!」
「いや、でも……可愛らしくていいじゃないか。菓子もたくさんもらえたようだし」
「これのどこが可愛らしいんだよ。それに男が可愛らしくされて嬉しいか!」
いやでもこれはどう見ても可愛らしいじゃないかとロイは同意を求めるように視線を向けたが、アルフォンスは鎧の肩を竦めるようにしてキシリと音をさせただけだった。
「門兵が飴くれたのくらいはよかったけど!受付でねこみみ付けられて!通りすがりの人に帽子みたいのとかボンボンみたいなのくっつけられて―主に女の人だったけど―、途中会うやつ皆、フードやらポケットやらに勝手に菓子突っ込んでくるし!」
皆、賞味期限切れの菓子の回収屋だと思ってるんじゃねーの?!
子供は憤慨した様子で捲し立て始めた。恐らくここに来るまでの間、本人的には大変に不本意であるこの状況について訴えられる相手が誰もいなかったのだろう。何故なら……。
「極めつけにここ来たらあんたいなくて、しばらく戻らないからこれ背負って司令部内一周してこいって中尉に……」
エドワードは屈辱の極みだとばかりに唇を噛んで俯き、ちらと背中をこちらに向けた。
「かっ……」
「か?」
「……カッコいいじゃないか、その羽根」
思わず、かわいいと言ってしまうのを堪えて無難な言葉に言い換える。
エドワードの背にはコウモリのような小さな黒い羽根が生えていた。いや、正確には羽根の付いたショルダーバッグを背負わされていた。
バッグの中が膨らんでいるよに見えるのはやはり菓子が詰まっているのだろう。
中尉が黙認どころか自ら率先して携わっているとなると、誰にも止めることなどできないだろう。
いや、それになんといってもかわいい。この格好をやめさせたいと思う者もいないだろう。
頭にはねこみみのカチューシャ。おさげの先やコートの所々に、小ぶりな黒のとんがり帽子や黒いふわもこしたボンボン状のアクセサリーを留められている。そして背中にはコウモリの羽根。どうやら菓子を入れやすいようにカゴも持たされていたようだ。
もちろん成果は上々だ。腹立ち紛れに幾つか既に腹の中へ収まったらしき痕跡もある。
鋼の錬金術師から(正しくは弟から)珍しく事前に訪問の連絡があり、しかも来るのがハロウィンの日だと司令部内に知れ渡ったのがほんの数日前。皆、ここぞとばかりにこの時期にしか出回らないアイテムや期間限定の菓子を用意して待ち構えていたのだ。
軍部という場所柄、仮装はもちろん、それらしい飾りなども持ち込むのは相応しくない。週末を迎えた街はハロウィン一色だが、生憎司令部は年中無休だ。
そんなところに、軍属ではあるが軍人ではない、しかも菓子をねだっても許される年頃の子供が来るというのだ。乗らない理由はないだろう。ここではそれだけ愛されているのだ、彼らは。
こんなに食いきれねーしだの、いっぺんに食べたらお腹請わすよだの、兄弟が微笑ましい会話(立場が逆転している気もしたが指摘しないでおく)を繰り広げているのをそっと傍観していると、コンコンというノックの音がした。
「入れ」
許可の言葉をかけると扉が開いて、トレーを持ったホークアイが入ってきた。
「失礼します、大佐。エドワード君にお茶をお持ちしました」
「ああ、いいね。ありがとう」
トレーには陶器のポットとカップ、そして紅茶のいい香りがした。お菓子はたくさんあると分かっているからか、今日はお茶請けはないようだ。彼女からも既に何か渡しているのだろう。
どうやらついでに自分にも紅茶をふる舞ってもらえる様子にソファーへ座ろうとすると、大佐はあちらへと執務机に促された。
「私には菓子ではなく書類かね」
紅茶と共に追加書類を置かれて憮然とする。ホークアイはにこりと綺麗に微笑んだ。
「大佐はお菓子を用意されていないでしょうから、定時であがってエドワードくんに美味しい食事をさせてあげてください」
Honey or Working?
エドワードと過ごしたくば仕事をしろということか。
ロイは了解というように片手を上げると、一口紅茶を啜って喉を潤してからペンと書類を手に取った。
その様子を満足げに確認すると、ホークアイは兄弟に声をかける。
「エドワード君。お菓子は後で袋に詰めてあげるから少しずつ食べるといいわ。それと今日は司令部内ではその格好のままでいてね。゛そういう日゛だから」
「えーっ!それじゃここから出られないじゃん」
ホークアイはかなり強引なことを言っているが、エドワードも逆らえないようだ。
「大佐は今日はこの後ずっとここで仕事だから見張り番もよろしくね。あ、アルフォンス君。ブラック疾風号も今日はハロウィン仕様なのよ。せっかくだから連れてきているの」
「わ、本当ですか!見に行ってもいいですか?」
「もちろんよ。裏庭にいるからぜひ相手をしてやってちょうだい」
「わぁい!僕、ちょっと行ってくるね、兄さん」
そう言って、ホークアイとアルフォンスは連れ立って執務室を出ていってしまった。後に残されたのは仕事お化けにとりつかれた大人とお菓子の妖精に囲まれた子供の二人だけ。
「大佐」
しばし沈黙が訪れた後、耐えきれなかったのか子供が呼んでくる。
「なんだね、鋼の?」
さらさらと書類にサインをする手は止めずに返事をすると、子供の気配がソファーから近づいてくる。顔を上げると机のすぐ前にいた。
「あんたはお菓子くれねーの?」
分かってやっているのだか、こてりと首を傾けながら訊ねてくる。これを今日一日司令部中でやっていたのだろうか。破壊力がありすぎる。
来年は事前に連絡が入ったら、いや、事前に捕まえて文献を餌に自宅へ閉じ込めておこう。
そう心に刻みながら口を開く。
「生憎、菓子の用意はないんだ。代わりに夕食を……」
「ならイタズラだな」
ロイが言いかけた言葉を遮ると、エドワードは机越しに身を乗り出して襟元を掴み顔を引き寄せた。
「Happy Halloween」
唇が触れたのはほんの一瞬で、柔らかな甘い感触を味わう暇もなかった。
「……美味いパンプキンパイの物色もしていたんだが、甘いものは足りているようだな。夕食にカボチャのシチューを出す店に行こう。その後、私の家でその山のような菓子の吟味をするというのはどうかな?」
「あんたの仕事がちゃんと定時で終わったらな」
オレが中尉と約束したのはそこまでだし。そう呟きながらエドワードは後ろを向いてソファーへと戻ってしまった。耳や首が赤くなっているのを見逃したりなどしなかったけれど。
「もちろん終わらせるとも。私を誰だと思っているんだい?」
恋人にイタズラを仕掛けられて奮起しない男などいない。そのことを証明するためにも、気合いを入れ直して書類のチェックを再開する。
頭の片隅では店の予約を何時しようかと算段しながら。
その後、エドワードが美味いシチューを味わうことができ、ロイがエドワードと甘い時間を過ごせたのかはまた別のお話。
Honey and Sweets?
甘いものしか選択肢のなかったある年のハロウィンのこと。
二人はあまーい夜を夜を過ごしたに違いないと翌日のロイの機嫌の良さとエドワードのぶっきらぼうさに、周囲の者は確信したのだった。
-fin-
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こちらはサークル「空宙-そら-」のお知らせ用ブログです。
二次創作、腐女子、BLに関連する内容が多分に含まれますので閲覧される際は充分ご注意願います。
【活動ジャンル】
 二次創作:小説・腐向け
 鋼の錬金術師:ロイ*エドワード
 参加イベント:コミケ・シティ
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